加計学園:「総理のご意向」文書(「大臣ご確認事項に対する内閣府の回答」)について

/マスゴミが
/事実隠して
/バカ騒ぎ
/釣られ踊るは
/ぱよバカりなり
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もう加計ネタは飽きたのでこのネタは書くまい、と思っていたのだが・・・余りにもマスゴミの嘘が酷く、しかもしつこいので、もう1つ書くことにした。

まずは萩生田官房副長官の関与について。


内閣府調査 「官邸の最高レベルが言っている」伝えた認識なし

NHK News Web 6月16日 13時51分

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170616/k10011019781000.html


山本大臣の言によれば、萩生田官房副長官の関与を指摘するメールは「文部科学省から内閣府に出向してきている職員で、しかも特区の担当ではなかった人間」が、「噂話をもとに、何の事実確認もしないまま」送ったものだという。

言うなれば「文科省から内閣府に入り込んだスパイが、「ある事無い事混ぜ込んで書いた、文科省への密書」である。

そんなモノ、誰が信用するのだ。


ただ、こんな事より何より、一番の問題は、元々の「総理のご意向」文書である。

その内容は、以下にpdfファイルで公開されている。


大臣ご確認事項に対する内閣府の回答 - OurPlanet-TV

http://www.ourplanet-tv.org/files/17061505.pdf


日本語をマトモに読めない連中は、この文書内の「総理のご意向」という言葉だけを拾って、アベが関与した!官邸の圧力が!などとワンワン言っている。

「アベ憎し」を教義とする反アベ宗教の連中は、外国で生まれ育った連中ばかりなのか?日本語がまともに読めないとしか思えない。

まず1点目。「総理のご意向」が含まれる段落だが、その全文はこうだ。

>設置の時期については、今治市の区域指定時より「最短距離で規制改革」を前提としたプロセスを踏んでいる状況であり、これは総理のご意向だと聞いている。

まずこの段落だけ読んだ場合、

1.「だと聞いている」という事は、そもそも本当に「総理のご意向」なのか、それ自体が怪しい。

2.さらに、「総理のご意向」というものが厳密にどこを指しているのかが分かりにくい。

というのが常識的な日本語感覚である。
そこで次の段落を読んでみると、こう書いてある。

>規制緩和措置と大学設置審査は、独立の手続きであり、内閣府は規制緩和部分は担当しているが、大学設置審査は文部科学省。大学設置審査のところで不測の事態(平成30年開学が間に合わない)ことはあり得る話。関係者が納得するのであれば内閣府は困らない。

何と、明確に「内閣府としては規制緩和を進めるだけ。大学設置は文科省の責任であり、内閣府は関与しない」と明言しているではないか!

この2つの段落をあわせて見れば、「総理のご意向」とは「最短距離での規制改革」である。要するに、単純に安倍政権が進めていた各種の規制緩和、岩盤規制切り崩しの話でしかないのだ。特段に加計学園だけを優遇した話ではない事が分かる。

さらに3段落目。

>「国家戦略特区諮問会議決定」という形にすれば、総理が議長なので総理からの指示に見えるのではないか。

もう一度書く。

>総理からの指示に見えるのではないか。


完全なる決定打である。

要するに、一部の議員や閣僚が、物事を進めるにあたって勝手に「総理の威を借りようとした」だけの話であり、「総理からは、明確な指示はおろか、”無言の圧力”すらも無かった」事が、決定的に裏付けられてしまっている。

誰でも想像がつく事だが、大きな組織の中で物事を動かすにあたっては、「これは一番偉いお方の御意思なるぞ!」と印籠のように掲げることができれば有利なのは間違いない。
だから、実動部隊はそうしたかった。しかし、そのような指示や意思表明が総理から無いから、「総理からの指示に見えるような小細工」を施そうとしたわけだ。

こんな文書をもって、「間違いなく総理の意向!アベが圧力!アベ辞めろ!」と騒ぐ連中は、本当に愚かとしか言いようがない。

しかし、そんな愚かな輩が日本においては所詮、少数派に過ぎない事は、心から喜んで良い事だと思う。

何でも評論家・永田清一

世の中の様々な物事に、狂歌をまじえつつヒトコト申し上げる。