森友学園は、反社会勢力ではない

/いつの間に
/たかが私立の
/学校が
/ヤクザ以上の
/巨悪扱い
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籠池氏の証人喚問が終わり、結果としては昨日も述べたとおり、もはや土地売買に関する政治家の関与は証明不可能に思われる状況である。
それにも関わらず野党とメディアは相変わらず、この問題で大騒ぎしている。

今日は、昭恵夫人と籠池夫妻との関係性、とくに金銭授受や土地売買への関与に関する重要な証拠となりそうな「籠池夫人とのメールのやり取り」が公開されてみたり、急に削除されてみたり、その中で辻元清美議員の悪質な工作についての言及があったり民進側がそれを否定してみたりと、意外な形で大騒ぎとなる一日であった。


辻元清美のスパイ工作が、籠池夫人のメール内容で暴露か?【許せないと思ったらシェア】

小坪しんや議員HP 2017年3月24日

https://samurai20.jp/2017/03/decision-2/


ただ、籠池夫人のメールについては、私は元々全般的に信ぴょう性を疑っているので、何が書いてあっても無くても、それ自体はあまり大きな問題ではないと思う。

それよりもまず、我々は「いったい何のどういう事実が発覚したら、どう”悪い”のか?」という点に、改めて立ち戻って考えねばならない。

そうなれば、「明らかに悪い、問題だ」と言えるのは冒頭でも触れたとおり「安部首相等をはじめとする国会議員の誰かが、土地売買において何らかの便宜を(政治的な力で)図った場合」である。そして森友学園問題が取り沙汰され始めたころは当然、そういう話が主題であった。

しかし、当初の野党の勢いはどこへやら、そんな証拠がなかなか出てこない。
そのためか、「偏った政治的思想を植えつけようとしている問題学校だ」とか、「稲田氏が大臣になる前の(弁護士時代の)話とは言え、何か関わってたじゃないか」とか、しまいには「10数年前に1度仕事で関わったくせに”関わった事は無い”と言い、後から”忘れてた、確かにあった”というのはおかしい、隠蔽だ、嘘つきだ、アベにも任命責任が」とか、さらには「夫人が学校に金を寄付したのなら大問題だ、アベ辞任だ!」騒いでいる。

もはや、「ただとにかく、籠池夫妻と”安倍首相に多少でも関係にある誰か”との”何かのつながり”が証明されたら”とにかく何か大問題で悪いこと”で、だからアベ辞任!」

みたいな騒ぎっぷりなのである。

そのざまは、もはや「ヤクザの誰かと一緒に写っている写真があったら問題!」のレベルすらも超えているように思われる。

しかし、(結果論としては、学校側には詐欺まがいの話がポロポロ出てきたが)元々は単なる私立学校である。反社会勢力でも何でもない。従ってそこの運営者と「関係がある」事自体には、何らの問題も無い。
野党側が、土地売買に関する明確な政治的圧力・指示、もしくは資料の改ざん等の証拠を見つけて突きつける事ができない限り、「政治的不正は無かった」としか言いようがないのである。

いい加減、「何でもいいからバカ騒ぎ」は終わりにすべきである。

何でも評論家・永田清一

世の中の様々な物事に、狂歌をまじえつつヒトコト申し上げる。